関西大学医工薬連携研究センター長・システム理工学部教授大 場 謙 吉

ご挨拶

日本が成熟した先進国家として「豊かで安心できて生きがいを感じる福祉社会」を築くために必須の高度医療・健康・福祉・介護産業を発展させるためには、それを担う人材の育成が必要不可欠かつ急務の課題です。そのために始められた今回の臨床医工情報学高度人材育成のための5大学戦略連携事業は主に各大学の学部学生を対象とした教育プログラムです。関西大学の主な分担と進捗状況は以下の通りです。

1. リベラルアーツ教育プロジェクト(基礎)の取りまとめ校として開講準備

具体的には、学部1、2年生を主な対象として今秋の本学千里山キャンパス内での授業試行開始に合わせて、講義内容の検討と決定、講師の選定と依頼、シラバス作成、教室手配などの作業を「臨床医工情報学コンソーシアム関西」(略称:MEIコンソ関西)の担当教員(阪大MEIセンター所属)と共に進めています。

2. プレプロフェッショナル教育における講義と実習

具体的には、学部3、4年生を主な対象として循環器系の力学に関する基礎的講義と、それに対応する心血管系模擬臓器を用いた実習の準備を進めています。

3. 高大連携関連準備

具体的には、7月に京都国際会議場で開催されるIUPS2009(国際生理学会世界大会)の「子供向けプログラム」の中で循環器系の展示・実演を担当し、準備を進めています。

以上の他にも社会教育プログラム、理系女性人材育成プログラムの準備を他の4大学およびMEIコンソ関西と共同で進めています。 このように、本MEI高度人材育成プログラムは本年度に試行し、来年度からの本格的実施に向けて鋭意準備を進めており、進捗状況はきわめて順調です。本学学部学生諸君の積極的受講を期待します。